あんぱん:高知に空襲が! 戦火の中を逃げまどうのぶ 震える手で水をくむ羽多子 視聴者「悲惨な光景」「母の動揺っぷりに泣いた」

連続テレビ小説「あんぱん」第60回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第60回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第60回が6月20日に放送された。同回では、のぶ(今田さん)の家がある高知が空襲に遭い、戦争の悲惨さに視聴者の注目が集まった。

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 第60回では、戦況は一層厳しくなり、1945(昭和20年)7月4日、高知の町にも空襲警報が鳴り響く。行き交う人々の中に飛び出したのぶは、遠くから子どもの泣き声が聞こえると、皆が逃げるのとは逆方向へと駆け出す。

 のぶは親とはぐれて泣きじゃくる少年に駆け寄り、「ここは危ない! 早う逃げよう! 早う! たっすいがーはいかん! ハチキンが付いちゅうき、大丈夫や」と声をかけ、少年の肩を抱えて戦火の中を走った。

 朝田家では、高知が空襲に遭ったことを知った羽多子(江口のりこさん)は、震える手で水筒に水をくみ、蘭子(河合優実さん)、メイコ(原菜乃華さん)とともに急いでのぶのもとへ向かう。

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 高知の町は焼け野原になっていた。泣き崩れるメイコ。蘭子も「お姉ちゃ~ん! おるがやったら出てきてや~!」と叫ぶ。羽多子は自分に言い聞かせるように「大丈夫や。のぶのことやき、すっと逃げちゅうはずや。そうに決まっちゅう」とつぶやく。するとそこにのぶが現れ、4人は涙の再会を果たす。のぶが助けた少年の母親も無事見つかった。

 終盤では、玉音放送が流れ、長く続いた戦争が終わった。ラストは、のぶが焼け野原になった町を無言で見つめるシーンで締めくくられた。

 SNSでは「悲惨な光景」「空襲のシーン、自然と涙でてきた」「のぶは無事だったが焼け野原に何思う……」「正義が完全に壊れたのぶの表情がたまらない苦しさだった……今田美桜さん、素晴らしいな」「母の動揺っぷりに泣いた。声上げて泣いた」「セリフのない、のぶちゃんの表情から何を感じるか。視聴者に委ねられたラストだったな」といった声が上がっていた。

最新の人物相関図が公開 故人だけじゃない“消えた名前” 新キャラは8人

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(第11週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(第11週~) (C)NHK

 新たな人物相関図がドラマの公式サイトなどで公開された。6月9日に始まる第11週「軍隊は大きらい、だけど」からの相関図で、新たなキャラクター8人が加わった。

 新キャラの顔ぶれは、奥野瑛太さん演じる神野万蔵、板橋駿谷さん演じる馬場力、萩原亮介さん演じる甲田鉄、櫻井健人さん演じる今野康太、日高由起刀さん演じる目黒新、薄平広樹さん演じる加畑安雄、田中俊介さん演じる粕谷将暉、横田栄司さん演じる島仙吉。いずれも柳井嵩(北村匠海さん)が所属する小倉連隊の面々で、ソロショットも公開された。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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